あれから10年、仕切り直しの年 vol.42 澤瀬典子

社会保険労務士の澤瀬です。

電気のない静寂な夜、10年前の震災の日のことです。
天空に広がる星が彩をなし、天の川がベールをかけ。
断続的に続く余震の中、互いの無事を祈った方も多かったのでなはいでしょうか。
自然の美しさと恐ろしさ、その中で生かされていることの意味をかみしめた夜。

1年前はコロナウイルス感染症の影響で、学校が休校となり、仕事もよぎなく在宅勤務へ切り替わった方もありました。
コロナ禍の影響は、今までの生活様式を一変させてしまいました。
ウイルスと政治の混迷、マスク警察やハラスメントにみにられるような人のなす災い。

混迷を抜け出すカギは、新しい価値観や変化に対応できる仕組みづくりと思います。
2021年9月にはデジタル庁が設立されるとのこと、さてあなたの生活、仕事の仕方は変わりましたか?

うちの事務所は、牛歩のごとく改革が進みません。

理由は、事業主である私が事業所内の仕組みづくりを進めていないからです。
自身はリモート会議、研修受講ほぼリモート受講、必要にせまられ在宅勤務、けれどもその仕組みを事業所全体に浸透させなければ、事業所としての業務改革は望めません。
従業員の意識も下がり、反省の日々です。

必要にせまられたときに慌てて取り組むのではなく、なぜそうするのかを0ベースで考え、構成していく良い機会だと思います。
今このときでなければ、未来永劫取り組む契機は訪れず、事業の持続に対する危機だけが残ります。
今年度は仕切り直しをする最大の契機です。

4月1日には、パートタイム・有期雇用労働法が中小企業にも施行されます。
同一労働同一賃金の流れは止まらず、これからも労働力シフトがダイナミックに起こるでしょう。

従業員個々の事情に応じた条件に応じて、その能力を発揮できるようにするための仕組み、つまり仕事のやり方、仕事の質と量の評価についての仕組みづくりが急務です。

ICT・AI・IOTを活用したBPR(=Bisiness Process Re-engineering)の促進と雇用形態にとらわれない仕事の評価の仕組みの両輪で進めていきます。

大きな視点と小さな視点、どちらからでも良いのです。
例えば、ここのところ行政の押印省略が劇的に進んでいますが、社内は印鑑による決済が必要で、社長が出社するまで待ちになって仕事が進まないなんてことはありませんか?
ワークフローシステムが導入されているのに使われていないとしたら、それを阻む理由は何でしょう?

取り組むネタは身近にころがっています。
なぜそうなの?その気づきを共有することで仕組みづくりにとりかかることができます。
1年後、うちの事務所が、皆さんの職場が、日本人の生活様式がどう変化しているのか楽しみです。

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