職場での 本音のコミュニケーション

こんにちは。
階層別研修(管理職・中堅・若手・新入社員)・テーマ別研修講師
女性幹部養成プログラム「みちのく立志塾」塾長の中村夢美子です。

あなたの会社の「風通し」
あなたの会社は風通しが良い職場ですか?
建物が古くて戸の建付けが悪いから大丈夫とかではなくて…

最近、研修で本音のコミュニケーションの重要性をお伝えする際によく取り上げる「心理的安全性」(Psychological safety)
ハーバード大学のエイミー・C・エドモンドソン教授が1999年に提唱した 「他のメンバーが自分の発言を拒絶したり、罰したりしないと確信できる状態」のことです。
アメリカのグーグル社が生産性の向上に役立つ概念であると紹介して以来、認知が進みました。

画像の説明

心理的安全性を測るには
エドモンドソン教授は心理的安全性を測定する7つの質問を挙げています。
それぞれの問にそう感じる度合いを、
「強くそう思う/そう思う/どちらとも言えない/あまりそう思わない/そう思わない」から選んでください。

1.チームの中でミスをすると、たいてい非難される。  
2.チームのメンバーは、課題や難しい問題を指摘し合える。  
3.チームのメンバーは自分と異なるということを理由に他者を拒絶することがある。
4.チームに対してリスクのある行動をしても安全である。
5.チームの他のメンバーに助けを求めることは難しい。  
6.チームメンバーは誰も、自分の仕事を意図的におとしめるような行動をしない。
7.チームメンバーと仕事をするとき、自分のスキルと才能が尊重され、活かされていると感じる。

1・3・5の度合いが低く、2・4・6・7の度合いが高いほど、心理的安全性の高いチームだと考えられるのだそうです。(質問には肯定形と否定形が混じっています)

心理的安全性のある職場創りの為に
心理的安全性の高い職場では、マイナスの情報も含めて情報共有がなされることから、意思決定の質が高まり、一方、ハラスメントは少なくなると考えられます。

・チームで共通のビジョンや目標を共有する
・社員それぞれの価値観や多様性を認める文化をつくる
・社員相互で良い人間関係を作れるよう、機会や仕組みを提供する
・リーダーが率先して様々な人の意見や質問を聞く
・声の大きい人の意見を重視するのではなく、その内容で判断する。

以上のことを心がけ、本音でコミュニケーションが出来る、風通しが良くやりがいの感じられる職場創りに取り組みたいものです。

この中の、社員それぞれの価値観や多様性を認める文化をつくる為にも、ダイバーシティ(多様性)の活用が重要になります。
その一環として中村が取り組んでおります、女性幹部養成プログラム「みちのく立志塾」では、第3期(2022年5月~8月 北上 水曜コース) 第4期(2022年9月~12月 盛岡 木曜コース)の塾生募集を開始しました。
宜しければ、こちらも是非ご覧ください。https://rissi.ai-business.net/

穏やかで心楽しい12月をお過ごしになりますように。

(参考)
チームが機能するとはどういうことか―「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ
エイミー・C・エドモンドソン,Amy C. Edmondson 英治出版

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