整理収納から働きやすい職場環境につなげよう

こんにちは。整理収納コンサルティングstyle-R金田玲子です。
職場整理収納アドバイザーとしても活動しています。今日のテーマは「整理収納から働きやすい職場環境につなげよう」です。

「働きやすさ」というのは、モノ・人・コト・労働条件、様々な観点から考えられます。私は仕事柄、書類備品在庫など「モノの管理を見直す」ことが主軸です。皆さんの職場は、書類を探す、備品が取り出しづらい、在庫の箱が落ちてきそう…ということはありませんか?

環境改善の一環でモノの管理を見直す=整理収納しましょうというと、「そんなことをやるくらいなら仕事をした方がいい」というお声もよく耳にします。でもこれを従業員の皆さんでしっかり取り組んでいくことが「真の働きやすい職場づくり」の土台になると考えています。その理由は複数ありますが、今回はそのうち2つをご紹介します。

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①チームワーク形成につながる

例えば家庭の整理収納ですと、「この服は必要か不必要か」など自分一人で考えれば進んでいく場所もあります。でも職場の整理収納はそうはいきません。私物以外は全て職場のモノ。勝手に判断できない物ばかりです。また、1つの物に対し従業員間で必要不必要の判断が分かれることも多々あります。職場のモノの整理には、従業員間の十分な意見交換や話し合いも必要です。

また、そもそも「最優先で片付けた方がいい」「時間があればやる」「面倒だからやりたくない」と整理収納自体に対しても意見が分かれます。そのままにしておくと「あの人が勝手に進めている」「あの部署は取り組んでくれない」などただ不平不満が出るだけの活動になります。

上手に整理収納=環境改善に取り組むために必須なのも、やはり社内コミュニケーションです。

最初に現状把握で普段起こる問題、困っていること、気になっていることなどの意見をチーム内で出し合います。すると、例えば同じキャビネット収納でも、人によって問題ないと思う人もいれば、使いづらさを感じている人がいることもわかります。改めてお互いの意見を聞くことで、多様な価値観の理解にもつながります。

さらにチームで収納方法を考えたり、PDCAサイクルを回しながら継続的に整理収納に取り組む中で、意見を聞く力、相手を認める力、リーダーシップなどの力も身につき、結果よりよいチームワーク形成にもつながります。モノの整理収納に取り組むことが、さらなる人の成長、チームの成長にもつながるということです。

②コトの整理にもつながる

毎日毎週毎月の会議が形式的な形で終わっている、事前準備不足で話が進まない、など「コトのムダ」もよくあります。整理=「不必要なモノを取り除く」ということを徹底的に実践していくと、不必要な「コト」も見えやすく気づきやすくなります。「コトのムダ」が取り除かれることで、時間のムダ、労力のムダ、余計な気持ちのムラなども削減され、働きやすさにつながります。

働きやすさを目指す職場環境の改善は、様々な角度からの取り組みが必要ですが、モノの管理の見直し=整理収納も、組織にとって大事な取り組みの一つと位置付け取り組んでいきたいですね!

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