AI時代のストレッチ
こんにちは、社会保険労務士の澤瀬です。
前回の中村講師のお話しの中に「ストレッチ課題を与える意識が重要、やってみてうまくいっても、うまくいかなくても経験値」という話がありましたが、還暦過ぎた今でも日々経験値の無さにあえぐ自分に、まだまだだなあと苦笑します。でも、おかげさまで、頭のストレッチは日々欠かすことなく、ボケの進行を鈍感させるのに役立っているのかと自己肯定しております。
経営には山もあり谷もあり、人手不足の折、RPA(Robotic Process Automation)で解決できないか、その場合のJOB構成をどうするのか、連想ゲームのように課題が連なっていきます。
さて、デジタル化も道半ばの中、AI時代の到来に何をどのように活用していったら良いのでしょうか。

私はAIというと、フェイク画像や動画を連想してしまい、どうしても怖いイメージを持ってしまいます。昔見た刑事ドラマ(相棒)にも、フェイク動画が出てきて捜査を撹乱する事件がありましたが、今は誰でも合成できる時代、裁判等の紛争解決の場で立証に用いる音声や動画の信憑性をどう判断することになっていくのか、注目しております。
とはいえ、議事録の自動生成や論文の要約、就業規則作成など、便利に使いこなしている方の話を耳にする度に、羨ましいと同時に避けては通れないものかなと感じています。
一方で、12月には健康保険被保険者証が使用できなくなるため、マイナ保険証を利用していない方向けの対応で、被保険者証の代わりに確認証のカードを大量発行するとのこと、被保険者証と何が違うのか、不思議に思いませんか。デジタル化の浸透は、なかなか困難な様子です。
今は、失業した際に必要となる離職票もマイナポータルで決定から即時で受け取れる時代、離職票を紙で受け取りたい方については郵便物遅延の問題あり、手元に届くまでに時間がかかります。マイナポータル利用の有無で格差が生じています。
格差解消と言えば、私の個人的な考えですが、障害のある方や生活困窮者の方など、マイノリティの方への対応こそデジタル化を促進して欲しいと思います。
これらの方々には多数のセーフティーネットがあり、何重にも守られているように思われますが、それらの一つ一つについて役所に行って紙の申請書を書いて、適用されるのを待ってという過程があり、実際には福祉の恩恵を受けないでいる方も多いようです。
「病院で◯◯の提示がないから」「(気管切開で会話のできない患者の対応で)行政から通知があっても本人の確認が取れないから限度額を適用出来ませんでした」などとよくわからない言い訳に遭遇すると怒りさえ感じます。その人の状態にあった行政サービスを丸ごと自動判定して適用することができれば、給付金なんかより遥かに福祉を必要とする人に優しい国になると思うのですけど。
デジタル化道半ばのAI台頭に戸惑いつつ、あれこれ思うことを書き連ねましたが、何事も慣れていくことでしょうかね。ストレッチはまだまだ続きそうです。