「言語化力」を高めませんか? vol.39 藤村七美

新年おめでとうございます。
シニア産業カウンセラー 藤村七美です。

昨年は、これまでの人生で経験したことのないような「転換点にいる」という思いを持ったかたも少なくないのではないでしょうか。多くの人が、何ら準備をする間もなく、自宅待機や在宅勤務を余儀なくされたことで、これまで考えなかったことを考えたり、気づかなかったことに気づいたり、一方で、先の見えない漠然とした不安に駆られたりもしました。

これからどんな社会になるのか、自分の仕事はどう変わるのか、自分に何ができるのか、どんな仕事を、どこで、どんな風にしていきたいのか。そのために今、自分に何が足りていて、何が足りないのか...。思考する中で、何かしらを学び始めたり、調べはじめたりしている人も少なからずいるのではないかと思います。

コロナ以降は、より働き方が変化すると予測しています。
また、こういった働き方のシフトは、意思の強さと心のしなやかさを求められることにもなります。

つまり、仕事も働き方も組織から与えられるものを受動的な姿勢で構えるのではなく、一人ひとり自分のワークデザインやライフデザインをアップデートし続ける必要が高まるような気がします。(ここまで478字)
 
まず、コミュニケーションのオンライン化に適応できる「言語化力」の高さが求められるのではないでしょうか。
日本文化は「空気を読む」という言葉に代表されるように、過去の文脈や共通体験を重視するようなコミュニケーションスタイルです。

ところが、コミュニケーションのオンライン化が進むと、求められる作法がこれまでとは異なってきます。これまでの働き方では、皆が近くにいて「空気」を察し、すべてを言葉にしなくとも、互いの表情や所作から情報を読み取ることも多かったかと思いますが、オンラインではそれらを知ることが難しいので、言語に置きかえる比重が大きくなります。

オンラインコミュニケーションにおいては、それまでの自分の状況を相手は知らない前提で、伝えるべきことを伝えなくてはいけないので、「言語化力」が低いと、相手に「何を言っているか分からない」と受け取られ、仕事に支障がでる可能性すらあります。私自身、カウンセリングやら研修が、対面式からオンラインになったことによるストレスを抱えていました。

まずは、相手の立場を慮って伝えたいことを構造化する習慣を持つと同時に、誤解を生まぬよう状況共有の頻度を高めるなど言語化の質と量を高めながら、変化に順応していく必要があると思います。

2021年は、この「言葉」「言語化力」に、注目してみませんか? 
多くの人は、思考が言葉を生み出すと考えています。
でも実際は、「言葉のあとに思考や感情がついてくる。つまり言葉が先、心があと」なのです。

思考だけでは叶わない。言葉にしたときに初めて、思考は力を得て、実現に向けて走りはじめます。

はじめに言葉ありき。言葉は現実化するのです。

何気なく口にする言葉を変えることで、私たちの人生は驚くほど好転します。 

いい言葉がいい未来をつくる。人生は発した言葉通りになる。潜在意識はすべてを記憶しているのです。
プラスの言葉、前向きな言葉を発してみましょう。

自分の言葉を一番聞いているのは、他でもない自分自身です。

いい言葉を口にする習慣を身につけましょう!  相手も元気にする言葉を発しましょう。

何気なく使っている言葉が、自身のセルフイメージを上げたり下げたりします。

自分が描く未来イメージを語ってみましょう。現実化して夢が叶っていきますよ。
  

私達は言葉に支えられて生きています。
一緒にいて気持ちがいいなと思う人は、発している言葉が心地よいと思うことってありませんか?

「言葉は現実化する」 最近売れている本の名前です。
今年はこの本から読んでみようと思います。なんだか、新年早々、ワクワクします。
2021年は、夢プロ主催「密にならない濃い~女子会」がまたできるといいですね。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

                                シニア産業カウンセラー 藤村七美

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